ティーガーTの華々しさとは裏腹に評価が低いティーガーU
ですが、以外に良好な結果です。設計効率面では誉められま
せんが、パンターと並びドイツ一の総戦とは。登場が末期に
なりすぎたため、制空権を奪われた関係もあり、損をしてい
るのかも知れません。
ただし計算の中に幾らかトリックがあります。ティーガー
Uの火力・正面のみの装甲に限って言えば、JSにM26な
ど極一部の連合軍戦車を除き明らかに過剰です。実際にはそ
の側面装甲は傾斜の効果も低く簡単に打ち抜かれた写真を良
く見かけます。実際の所はやはりさほど優秀な戦車とは言え
なかったのではないでしょうか。正面装甲と主砲の威力に一
定の上限を設けると、戦闘能力的にはティーガーTより少し
は高いレベルになりますが、設計の値はティーガーTよりも
悪くなります。
もっとも、仮に戦争に勝ち抜くとすれば、将来的に大量生
産されてくるであろうJSU/V、T44、M26辺りへの
戦闘能力面での対抗馬が、ドイツ的思考で行くと必要ですか
ら、長い目で見たらティーガーUは案外優秀な面もあったの
かも知れません。将来的に見た場合がこの結果、と言うとこ
ろでしょうか。
ただ以前に書いたように、ティーガーU最大の長所である
現在知られている主砲の威力は間違っている様に思います。
実際はAPCBC弾で152mm程度だと思うのですが、そう
すると、結果が全体的に91パーセントまで落ち込みます。
しかし、それでも十分に強力ですからご安心あれ。
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