戦車別解説 (ドイツ)

3号戦車系列 (Germany)
 3号は駄作との説があるそうですが自身は全然そう思って いませんでした。しかし、数字は冷酷です。散々な結果に。  4号には発展性がありましたが、3号には大口径砲を載せ られなかったのが決定的な差でしょう。また改良自体後手後 手でしかなく、精々イギリス戦車とやり合うのが限界です。  ただ、現在知られている50mmL60砲の威力に関しては 明らかに何らかのミスにより不当に低められていると見るの が妥当です。恐らく実際の貫通力は44mmではなく57、8 mm程度のはずです。これはもしかしたら、30度傾斜の、ま たは30度傾斜させた値を混同しているのでは?       ですから、L型の貫通力を対戦車砲版と同じ値の48mmと したのはせめてもの救済心からです。            仮に58mmで計算すると結果が2割増しになって、さほど 悪くない戦車になってくれます。今回貫通力に関して随分と 勉強になったのですが、それとは逆にいかに現在知られてい る値が嘘・間違いに溢れているかも痛感しました。素人目に も簡単に分かるのに何故専門家が野放しなんだろう???   多くの戦車は自己の予想も含めて、納得の行く結果となっ たのですが、3号戦車は最も不都合(?)な結果で正直困りま した。しかし、冷静に考えて見れば3号のスペックは極めて 低く、逆に言えば、それを上手く使いこなしたドイツが偉大 なのであり、また3号が目に見えないソフト面で初期の戦車 としては優れていた証ではないでしょうか。       

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